2024-25POG 指名馬14頭紹介 「PONのトリプルスリーPOG」「募集価格ルールPOG対応」

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目次

2024‐25 POGがいよいよ開幕

2021年産競走馬たちの世代トップを決める日本ダービーが目前に迫りました。
POG2023‐24年シーズンも大詰めです。私の指名馬では、クイーンズウォークがオークスに出走予定で、とても楽しみです。
JRA-VAN POGで上位30%に入れるとうれしいところですが、果たして結果はどうなるか。

日本ダービーの翌週からは、POG2024-25年シーズンが開幕します。
現在はその準備や指名を進めているところです。

本記事では、すでにエントリーが完了したPOGで指名した馬たちを紹介します。
動画版もございますので、ぜひそちらもご覧ください。

POGの基本ルール

POGはPaper Owner Gameの頭文字をとっています。
競馬ファンが机上で馬主となり、競走馬を指名して、実際の競馬の成績を元にポイントを競います。

  1. 指名対象馬の選定
    • 当年度に2歳(新馬)を指名します。指名した馬が馬主で言うところの「所有馬」となります。
    • おおむね、指名は10頭程度です。(大会によって指名頭数は異なる場合があります)
  2. 指名方法
    • オープンな大会の場合、他の参加者との重複が許容される指名形式が一般的です。
    • クローズ・半クローズな大会の場合、ドラフト指名となり、重複不可の環境で競いあいます。
  3. ポイントの計算
    • 指名した馬が実際のレースで成績を残すと、その成績に基づいてポイントが与えられます。
    • ポイントの計算方法は大会ごとに異なりますが、一般的には掲示板内で獲得できる賞金額をポイントとし、加算されます。
  4. 開催期間
    • その年の新馬戦が始まる時期から次年度の日本ダービーが終わるまでの1年間で競われます。
      (菊花賞まで、ダート二冠まで、などルールは様々存在します)
    • 開催期間中に得られたポイントの合計で順位が決定されます。
  5. ルールのバリエーション
    • 多くのPOGではゲームを面白くするために、基本ルールに加えて独自のルールが設けられています。
      • 新種牡馬の産駒を必ず1頭は指名する
      • 特定の生産牧場の馬や馬主の所有馬を指定の頭数分指名する
      • 募集価格や取引価格に制限を設ける
    • これらは制限となるケースもあれば、ボーナス要件となるケースがあります。
  6. 勝利条件
    • 最終的に最も多くのポイントを獲得した参加者が勝者となります。

POGはゲームとして単純におもしろいだけでなく、日本競馬の体系もよくわかるようになるため、競馬初心者の方にはぜひおすすめしたい競馬の楽しみ方です。
基本的なことを押さえた競馬ファンも、戦略を練って楽しむことができます。
私は2016‐17年シーズンからPOGをはじめ、うまくいく年も苦戦する年もありますが、毎年本当に楽しませていただいています。
もし、POGへの参加を悩まれている方は、楽しみの幅を広げられると思いますので、ぜひ参加してみてください。

2024-25年シーズンはPOGに積極的に参加します

今年はいくつかのPOG企画に参加しています。
この記事においては、そのPOG企画のルールに応じて指名した馬たちを紹介していこうと思います。

PONさん主催【PONのトリプルスリーPOG】

PONさんのXより引用

PONさんのPOGのルール概要は以下です。

  • 指名馬は9頭
    • 一口馬主クラブ所属馬限定
    • 1クラブ3頭、3クラブ指名の3×3で9頭
  • クラブの組み合わせに制限
    • サンデー・社台・シルク・キャロットで3クラブすべてを構成するのは禁止。

細かなルールは上記に添付したポストよりご確認ください。
私が所属しているクラブはちょうど3つ。
シルクHC、ノルマンディーOC、インゼルTCの3つで、ルールにも合致します。
所属クラブの馬で指名馬を選定し、参加申し込みを行いました。
この記事ではそこで指名した馬を紹介します。

PONさんの動画でもご紹介いただきました

募集価格・牧場で制限・加点があるPOG

POGを面白くするうえでのルールとして、募集価格や取引価格、生産牧場で制限が設けられるケースがあります。
今年は価格に制限があるPOGと、ボーナスが生じるPOGに参加していることもあり、価格をベースに指名した馬を紹介します。
制限のボーダーラインが3,000万円でしたので、それ以下の価格のクラブ所属馬を紹介します。

POG指名馬紹介 注意書き

本分析は私シオノゴハンがPOG指名した馬の検討結果を公開したものです。
そのため、指名馬の活躍を保証するものではございません。
指名などの最終判断は、ご自身にて実施をお願いいたします。
ご了承くださいますようお願いいたします。

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指名馬14頭の紹介

ここから指名馬を紹介していきます。
どのPOGで指名したかは小見出しの隣でメモをするようにします。
ご参考になりましたら幸いです。

プリモシークエンス(プリモシーンの2022)

【PONPOG】指名馬

プリモシークエンス(プリモシーンの2022)はシルクHC所属、ノーザンファーム生産の牡馬です。
募集価格は高額となる12,000万円です。

母はマイル重賞を3勝したプリモシーン。
レコード決着となった2019年のヴィクトリアマイルでは、タイム差なしの2着に入っています。
父は中長距離馬のエピファネイアで、対して母マイルは長短のバランスが取れていて魅力的。
また、Sadler’s WellsとNureyevのニアリークロスを持つことも良い点で、母の父ディープインパクトのエピファネイア産駒の成功ポイントを押さえています。

すでにゲート試験も合格しており、早期のデビューが期待できることもPOGにおいて理想的です。
豪州的な要素も入るため、将来的にはマイル路線で走ってきそうなイメージですが、2,3歳戦においてはそのスピードを生かして皐月賞や日本ダービーをめざしてくれるのではないかと期待しています。

ロパシック(ツルマルワンピースの2022)

【PONPOG】指名馬

ロパシック(ツルマルワンピースの2022)もシルクHC所属、ノーザンファーム生産の牝馬です。
募集価格は5,000万円、一口10万円の大台に乗っています。牝馬ですから高額と表現して良いでしょう。
募集時に最後まで抽選時優先権を使用するか悩んだ1頭です。

母ツルマルワンピースは有馬記念勝ち馬のブラストワンピースや、フローラステークスで2着に入ったホウオウピースフルを出しています。
産駒に故障が多いことは心配な要素ですが、母の繁殖としての能力は高いものがあります。
特に牝馬において成果が出ている、エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンスの配合馬で、期待ができます。

ロパシックもすでに入厩し、ゲート試験合格まで進んでいます。
早期デビューが期待できますし、牝馬クラシック路線での活躍を期待できる1頭だと思います。
きょうだいは晩成傾向なところがある中で、この順調な進捗ですから、とても楽しみですね。

配合的なイメージはデアリングタクトに近いですし、牝馬クラシック路線での活躍を期待したいところです。

2022年産のシルク募集馬は、エピファネイア産駒がかなり充実しており、活躍の期待が持てる馬が多いことも注目です。その中でも、私はプリモシークエンスとロパシックを選択しましたが、他の馬も成果を残す可能性は高いと思っています。

プロミストジーン(プロミストリープの2022)

【PONPOG】 【3,000万円以下】 【出資馬】

プロミストジーン(プロミストリープの2022)もシルクHC所属、ノーザンファーム生産の牝馬です。
募集価格は3,000万円、父は新種牡馬のナダルです。
この馬は私の出資馬であり、抽選時優先権を使用して申し込んだ馬です。

母プロミストリープは南関東競馬の3歳牝馬クラシックの桜花賞勝ち馬です。
その後故障し、引退することになりますが、ヘニーヒューズ×フジキセキのダート好配合馬でした。
母の半弟にはダート重賞2勝のプロミストウォリアがいるなど、ダートで活躍する背景を持った馬です。

そして、その母に北米ダートで活躍した新種牡馬ナダルを配して誕生したのがプロミストジーンです。
ナダルはSpecial牝系やStorm Catと好相性だと私は仮説立てしており、プロミストジーンはかなりの好配合馬だと考えています。
牝馬ですが馬格があり、進捗も順調で入厩まで完了しています。
上原佑紀先生の厩舎は、転厩馬を着実に勝利に導いており、その厩舎力の高さを示されています。そうした面でも楽しみですね。

柔らかな要素も見せており、芝でのデビューの可能性もあり、可能性を試す意味で早期より様々なチャレンジが期待できるのもPOG的には魅力。
芝で行けるのであれば、マイル路線で期待ができますし、仕上がり良くパンとしたところが求められる牝馬マイルであれば、この馬格と進捗は有利に働くでしょう。

ヴィオレンツァ(サウンタの2022)

【PONPOG】 【非ノーザンファーム】

ヴィオレンツァ(サウンタの2022)はノルマンディーOC所属、坂本智弘さん生産の牡馬です。
募集価格は3,280万円と、ノルマンディーとしては高額募集馬に該当します。

早期にデビューし、クラシック路線やマイル路線での得点を期待するPOGにおいて、ノルマンディーOCはあまり指名する機会がないクラブではないかと思います。
じっくり育て、1勝を大切に積み重ねるイメージのクラブで、方向性がPOGとはやや異なるのがその理由です。
ただ、オカダスタッドで坂路が新しくなっていたり、育成過程がやや変わったりしたのか、今年は移動ペースが速い印象を受けています。

母サウンタは半姉に米G1馬のシンハリーズがおり、近親にはシンハライトがいます。
母の産駒は体質的に弱いところがあり、この馬もそこが不安要素ではあるものの、本州での調整が進んでいます。
ドゥラメンテ産駒はSharpen Upと好相性を示しており、この馬もその血を引いています。
クラシック路線の活躍を期待したい馬ですし、注目の福永厩舎の馬ですし、楽しみな1頭です。

良血馬の多い福永厩舎において、厩舎内序列で上位をとれるかどうかも注目の要素。
順調に進み、競争に勝つことができれば、クラシック路線に乗せるべく注力される馬だと期待していま

ノワールエブラン(ブランメジェールの2022)

【PONPOG】 【非ノーザンファーム】 【3,000万円以下】 【出資馬】

ノワールエブラン(ブランメジェールの2022)はノルマンディーOC所属、岡田スタッド生産の牝馬です。
母もノルマンディー所属でダートスプリントを3勝した馬で、母馬優先が使用できる募集馬であり、私の出資馬です。
募集価格は2,400万円と、ノルマンディーとしては高額なほうですが、全体としては安価な部類に該当します。
非社台系生産馬、3,000万円以下、かつクラブもノルマンディーですから、指名に際して制限を受けにくい1頭だと思います。

父は種牡馬としても地位を確立したキタサンブラック。
現在の種付け料を踏まえると、この価格で出資できたのは幸運でした。
母ブランメジェールは前述の通り、ノルマンディー所属で中央3勝をあげた競走馬でした。

父中長距離×母短距離で長短のバランスが良く、この馬もマイルあたりで活躍してくれるのではないかと思います。
Storm Catのクロスが目を引きますが、TapitやSecretriatの柔らかさが出ているような印象で、大箱に向くのではないかと期待しています。
すでに本州で調整しており、現状では結構小柄なのは気になるところ。
その分、厩舎に入ってからの仕上がりは早そうです。

Storm Catの要素が強く出て、ここから筋骨隆々になるケースも考えられはするのですが、そうなったとしても、ハードな牝馬マイル路線で期待できそうです。
早期に1つ勝って、成長を促しつつクラシック路線に進めると理想的です。

ヌーヴォストーリア(シークエルの2022)

【PONPOG】 【非ノーザンファーム】 【3,000万円以下】 【出資馬】

ヌーヴォストーリア(シークエルの2022)はノルマンディーOC所属、岡田スタッド生産の牝馬です。
母もノルマンディー所属で新馬勝ちをした馬でした。募集馬見学でも馬の雰囲気が良く、配合的にもすばらしいと思い出資した1頭です。
募集価格は1,240万円で、今回紹介する競走馬で最も安価な馬です。
この馬も非社台系生産馬、3,000万円以下、かつクラブもノルマンディーですから、指名に際して制限を受けにくい1頭です。

母は新馬勝ちをし、その先も期待された馬でしたが、故障してしまい、復帰は古馬になってから。
それがなければさらなる活躍が期待できた競走馬でした。
4代母にダンスチャーマーがいる牝系です。したがってこの馬の近親にはジャングルポケットがいます。

母シークエルはクロフネ×フジキセキのニックスを持つ好配合馬。
加えて、ダノンバラードはフジキセキはGana Facilとミルレーサーの4分の3同血クロスを根拠にニックスであると考えています。
ここまで最も活躍しているダノンバラード産駒のロードブレスも、ヌーヴォストーリアと同様に母の母の父にフジキセキを持っています。

現在はまだ北海道で調整していますが、そのまま北海道入厩もあるのではないかと期待しています。
個人的には北海道の芝の1,800メートルあたりでのデビューを期待していますが、ダートでも期待できる馬だと思います。
4コーナーの競馬をうまくこなしてくれるでしょうし、札幌デビューで重賞まで行き、以降もクラシック路線に乗り続けられると最高です。
菊沢隆徳厩舎で芦毛、クロフネの血を引くとなると、思い浮かぶのはアエロリット。それ級を期待するのは酷ですが、妄想はしてしまいます。

ギュルヴィ(メイディーンの2022)

【PONPOG】 【非ノーザンファーム】 

ギュルヴィ(メイディーンの2022)はインゼルTC所属、三嶋牧場生産の牡馬です。
募集価格は5,200万円と、高額募集馬です。
父Nyquist、母も北米で活躍した競走馬で、血統表もほぼ英語なのですが、受胎状態で持ち込まれた馬であるため内国産馬です。
そのため、レース選びに制限を受けないため、この血統の馬としては得する場面がありそうです。

父はケンタッキーダービー馬のNyquistです。ケンタッキーダービーまでにG1を4勝するなど、仕上がりが早く、能力も高い競走馬でした。
POG指名馬の父としては相性が良さそうな実績です。
母は北米2勝、重賞2着馬。その父Tapitは北米リーディングサイアーを獲得していますから、かなりの良血馬です。

Caro、Nasrullahの系統の柔らかさを持ちつつ、引き締める要素も各所に持ち合わせており、大きく速く動くイメージでしょうか。
現時点で北海道におり、デビューは秋から冬にかけてになるのではないでしょうか。

柔らかな要素もあるので、芝でも走れそうですし、本命のダートにおいては大箱適性がありそうですから、ダート三冠の初戦での加点に期待したいタイプです。
厩舎は力強さを強化していくタイプな印象で、どんな馬に育つのか注目です。
スピードはありそうで、牡馬の芝マイル路線も十分にいけそうな感じがするだけに、方針が気になる1頭です。

プリンスドール(ユイフィーユの2022)

【PONPOG】 【非ノーザンファーム】 【出資馬】

プリンスドール(ユイフィーユの2022)はインゼルTC所属、三嶋牧場生産の牡馬です。
募集価格は4,000万円です。母ユイフィーユはキーファーズ所属で1勝をあげた競走馬です。
半妹にはサウンドビバーチェがおり、Schwarzgoldから連なるドイツS牝系の出身ですから、かなりの名牝系です。
ユイフィーユは血統背景的に魅力的で馬格もあることから、3年連続で産駒に出資申込をしていました。
初当選したのがこの馬で、憧れの池江厩舎所蔵ということもあって、期待の1頭です。

父レイデオロで、ウインドインハーヘアの牝馬クロスが発生するのも注目点です。
この配合においては、馬格が小さく出てしまうところがあるものの、この馬は現時点で500kgを有しており、サイズも十分。
本州で調整を進めており、早期デビューも果たせそうで、楽しみな1頭です。

今のところレイデオロ産駒は苦戦気味ですが、2年目産駒で育成方法も確立されつつあると思いますし、そこは立て直してくると願望に近い期待をしています。
出資馬でもありますし、この馬でクラシックに挑戦できると本当にうれしいですね。

プリンスドール(ユイフィーユの2022)

【PONPOG】 【非ノーザンファーム】 【出資馬】

プリンスドール(ユイフィーユの2022)はインゼルTC所属、三嶋牧場生産の牡馬です。
募集価格は4,000万円です。母ユイフィーユはキーファーズ所属で1勝をあげた競走馬です。
半妹にはサウンドビバーチェがおり、Schwarzgoldから連なるドイツS牝系の出身ですから、かなりの名牝系です。
ユイフィーユは血統背景的に魅力的で馬格もあることから、3年連続で産駒に出資申込をしていました。
初当選したのがこの馬で、憧れの池江厩舎所蔵ということもあって、期待の1頭です。

父レイデオロで、ウインドインハーヘアの牝馬クロスが発生するのも注目点です。
この配合においては、馬格が小さく出てしまうところがあるものの、この馬は現時点で500kgを有しており、サイズも十分。
本州で調整を進めており、早期デビューも果たせそうで、楽しみな1頭です。

今のところレイデオロ産駒は苦戦気味ですが、2年目産駒で育成方法も確立されつつあると思いますし、そこは立て直してくると願望に近い期待をしています。
出資馬でもありますし、この馬でクラシックに挑戦できると本当にうれしいですね。

リュウレイ(デプロマトウショウの2022)

【PONPOG】 【非ノーザンファーム】 【3,000万円以下】 【出資馬】

リュウレイ(デプロマトウショウの2022)はインゼルTC所属、桑田牧場生産の牝馬です。
募集価格は2,200万円で、かつ非社台系生産、インゼル所属ですから、制限を受けずに、もしくは加点条件に含まれやすい馬の1頭だと思います。
牝系はトウショウボーイなどを輩出したソシアルバターフライから連なるトウショウ牝系。
中でも異系のスプリント血統を代々受け継いできた枝葉で、祖母マザートウショウは重賞3勝、母も中央2勝のスプリンターです。
こうした背景もあって、出資申込に至っています。

マザートウショウを祖母に持つという点では、クラブ所属のクリダームとも共通します。
クリダームは晩成傾向のあるハーツクライの産駒にして、2歳スプリント重賞で2着に入るなど、早期から活躍しています。
牝系のスピードは異系であり、アクセントとして機能しやすいイメージです。

父リオンディーズがNureyevとSadler’s Wellsの4分の3同血のニアリークロスを持ち、母デプロマトウショウもNureyevとMr.Prospectorの血を引きますし、Habitatの血を引くのも両親共通。
父と母の持つ要素が近いものがありつつも、マザートウショウが異系血脈となっており、バランスはまとまった印象を受けます。
1,400メートル前後のレースを粘り強いスタミナで勝つイメージがわき、牝馬のマイル以下の路線で成果を残すと期待しての指名です。

リオンディーズは産駒のテーオーロイヤルが2024年の天皇賞春を勝利。
厩舎もリュウレイと同じく岡田稲男先生ですから、リオンディーズ産駒の扱いは間違いないでしょう。
もちろん、タイプとしては異なると思いますが、かなり良い環境にいると思います。

流麗の名の通り、桜花賞で活躍してほしいですね。

ノクナレア(ララアの2022)

【非ノーザンファーム】 【3,000万円以下】

ノクナレア(ララアの2022)は社台RH所属、社台ファーム生産の牝馬です。
募集価格は3,000万円で、米G1馬の母の仔、半姉に重賞馬2頭がいる馬としては安価な印象を受けます。
社台系生産ですが、価格にルールがあるケースやノーザンファーム以外はOKという環境では指名できる馬です。

前述の通り、母ララアは米G1馬で、繁殖としても重賞馬2頭を出す活躍を見せています。
半姉のサラスとシャムロックヒルはいずれもマーメイドステークスを勝利しており、その他の産駒においても、母の仔は牝馬が活躍する傾向があります。

父ミッキーアイルにもその傾向があり、牡馬はダートで力強い傾向、牝馬は芝でキレとスピードの傾向があります。
ミッキーアイル産駒の牝馬ではメイケイエール、ナムラクレア、ピンハイなどがPOG期間で活躍しており、牝馬クラシック路線での活躍と得点に期待が持てます。

ミッキーアイルの成功パターンに合致した配合例ではないものの、順調にサイズアップしている印象です。
スピードと前向きさがありそうで、そういった意味で半姉たちより早期の活躍に期待できそうです。
牝馬のマイル路線で得点してくれるとうれしい1頭です。

セイルロケット(スプリングゲイルの2022)

【3,000万円以下】

セイルロケット(スプリングゲイルの2022)はキャロットF所属、ノーザンファーム生産の牡馬です。
募集価格は2,400万円で、価格制限を回避しやすい金額です。
父スワーヴリチャードは2024年の種付け料が1,500万円と大幅に上がりました。その前の世代までは安価な種付け料でしたが、期待値も含めこの募集価格で出資申込できるのは22年産までとなるのではないでしょうか。
価格に制限がある場合、こうした父の活躍と募集価格にギャップがある馬はねらい目になるでしょう。

母スプリングゲイルは中央のダートスプリントを1勝。
祖母はアルゼンチンでG1を含め重賞を3勝しています。

今のところ、スワーヴリチャード産駒はサンデーサイレンスのクロスを持つ馬が活躍する傾向で、Haloクロスも好相性。
セイルロケットはサンデーサイレンスのクロス、Haloのクロスを持ち、そのパターンと合致しています。

5月生まれながら、スワーヴリチャード産駒らしく進捗良好で、すでに本州入りしています。
夏のデビューで、スプリントやマイルでの活躍に期待が持てそうです。
NHKマイルカップを目標に進めることができると理想的で、そこに至るまでに得点を重ねてくれるとうれしいですね。

ルアスカリーン(アンヴァルの2022)

【非ノーザンファーム】 【3,000万円以下】

ルアスカリーン(アンヴァルの2022)は社台RH所属、社台コーポレーション白老ファーム生産の牝馬です。
募集価格は2,400万円で、白老ファーム生産ですから、制限を回避しやすいタイプではないでしょうか。

母アンヴァルは中央4勝のスプリンターです。
福島2歳スプリントなどOP競走を2勝しています。
G3のスプリント戦でも2着1回、3着1回の成績を残し、スプリント路線で長らく活躍しました。
祖母アルーリングボイスも2歳スプリント重賞を2勝した快速馬です。
母と祖母はスプリンターとして活躍したスピード能力と、2歳早期から活躍できた成長の早さを兼ね備えていました。
この牝系に伝わる2つの意味での「はやさ」が受け継がれていれば、この馬も早期からの活躍に期待ができるのではないでしょうか。
厩舎も母と同じ藤岡先生の厩舎で、2歳からの活躍を視野に調整されているようですので、そこにも期待が持てます。

ダート向きのニックスではあるものの、イスラボニータ×フレンチデピュティは好相性の組み合わせです。
距離は1,400メートル前後になると思いますが、牝馬の2歳、3歳戦はその距離が充実していますから、得点の場も多いでしょう。
快速馬として早期からの活躍に期待したい1頭です。

サダルメリク(アイズオンリーの2022)

【3,000万円以下】

サダルメリク(アイズオンリーの2022)はサンデーR所属、ノーザンファーム生産の牝馬です。募集価格は2,400万円です。

母は中央1勝ですが、祖母は米G1を3勝した名牝です。
母も繁殖として産駒6頭中3頭が2勝以上を達成しています。

初年度、二世代目のモーリス産駒は古馬になって活躍したイメージがありますが、育成方法が確立されてきて、2歳早期から活躍する馬も出ています。
また、ジェラルディーナやディヴィーナなど牝馬も活躍しており、コルトサイアーのイメージが強いRoberto系種牡馬にしては、牝馬でも活躍馬を出すのがモーリスの特徴です。

サダルメリクはすでに入厩済みで、ゲート試験も合格しています。
早期デビューが期待できる1頭です。
配合的にもサンデーサイレンスとDanzigのクロスがあり、スピード能力と仕上がりの両面ではやさ的な要素が強い印象を受けます。
ネオユニヴァースのところがNorthern Dancerの血を引いていない血統構成も魅力に映ります。
早期デビューから、牝馬クラシック路線に乗ってくるとうれしい1頭です。

ウインアレース(ウインアルテミスの2022)

【非ノーザンファーム】 【3,000万円以下】

ウインアレース(ウインアルテミスの2022)はウイン所属、コスモヴューファーム生産の牡馬です。
募集価格は1,500万円です。1,500万円以下、非社台系ですから、制限回避やボーナス加点の対象になりやすい1頭ではないかと思います。

新種牡馬ウインブライトの産駒で、母もウイン所属のウインアルテミス。
生産もコスモヴューファームですから、ウインの結晶のような馬です。

母は中央未勝利ながらも、産駒はすべて勝ち上がり。繁殖能力の高さを示しています。
友人の出資馬ウインディオーネも勝ち上がり、将来を期待された競走馬でしたが、競走中の故障でその道を絶たれてしまいました。
すごくショックを受けましたし、その姉の分までこの馬には活躍してほしいと祈っています。

現在は6月デビューを予定して進行しており、ウインブライト産駒初勝利だけでなく、2024年産駒デビューの新種牡馬の一番星を意識しているのではないかと思います。
柔らかな要素を持ちつつ、Special×Roberto×Mr.Prospectorの要素も持ち合わせており、イメージ的には中山に強そうな印象です。
美浦所属はプラスでしょうし、中山開催で着実にステップアップしていくと、来年のクラシックが楽しみになりそうです。

父は遅生まれながらも早期から活躍し、古馬になってさらに伸びていますから、この馬にもそうなってほしいですね。
この馬が活躍するところをすごく見たいです。

まとめ

長くなりましたが、最後までご覧くださりどうもありがとうございました。

様々なルールがあるのがPOGの面白さです。皆さまの指名検討のお役に立てますと幸いです。

引き続きよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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