POG 2022-23 10番勝負 エピファネイア編

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POG 10番勝負 玄野源vsシオノゴハン

 桜花賞、皐月賞が終了し、いよいよ2021-22年のPOGシーズンも大詰めの時期となりました。最終的な結果が気になるとともに、2022-23年シーズンの開幕も近づいています。すでに指名馬を何にしようか考えている人もいるのではないかと思います。

 そこで、友人の血統評論家の玄野さんと対決企画を実施しつつ、独断と偏見によりピックアップした10頭の種牡馬の産駒から、それぞれ良いと思う馬を紹介する、という記事シリーズを実施します。POG指名・一口馬主としての出資検討をする際に有効になると思います。

 単純に紹介するだけでなく、10番勝負形式として、種牡馬ごとに獲得賞金で勝ち負けをつけていくPOGも実施しようと思います。ぜひご覧くださいますと幸いです。

対決者紹介

シオノゴハン
玄野源
  • エモ重視
  • 好みのニックスや牝系を見つけるとテンションが上がる
  • 良く発現するとこんな風になりそう、から上振れを狙う
  • 大枠の傾向や事例をベースに推測していく帰納法タイプ
  • 一発に自信ニキ
  • POGでも1,2頭が稼いだポイントで勝負
  • 牝系重視
  • 配合の全体像におけるニックスを考えていく
  • 良し悪し両方をとらえて、プラスになるか分析する
  • 原理原則をきちっととらえて検討する演繹法タイプ
  • 地肩に自信ニキ
  • POGでも勝率・勝ち上がり率が高い
玄野源さんのご紹介
  • 名前:玄野源(クロノゲン)
    • 由来:牝馬として史上初のグランプリ3連覇を果たした女傑より拝借
  • 競馬歴:7年(2015年~)
    • きっかけ:マイルチャンピオンシップ(優勝馬モーリス)を現地観戦し、競馬にハマる。
    • 血統の道:『サラブレッド配合史/笠雄二郎』『血は水よりも濃し/望田潤』に感銘を受け、血統・配合の道へ。競馬好きが高じて某牧場へ転職、一人前のホースマンになるべく現在修行中。

※シオノゴハンとはおそらく2015年から交流が始まっている

POG10番勝負 エピファネイア編 指名馬

スクロールできます
シオノゴハン指名馬玄野源指名馬
1巡目指名馬:ロゼリーナの2020アドマイヤセプターの2020
母名:ロゼリーナアドマイヤセプター
馬名:トラディスカウトリベイラパレス
性別:牡馬牡馬
馬主:シルクHCサンデーR
所属:美浦・和田正一郎厩舎美浦・宮田厩舎
生産:ノーザンFノーザンF

種牡馬エピファネイアに関するデータなど

玄野データ エピファネイア

エピファネイア「父:シンボリクリスエス 母:シーザリオ」

  1. 種付け料
    • 2019年当時種付け料:250万円
    • 2022年現在種付け料:1,800万円
  2. 種付け頭数及び血統登録数
    • 2019年種付け頭数:224頭
      • 2020年産血統登録数:154頭
      • 2020年産は4世代目
  3. エピファネイア全体のデータ
    • 勝ち馬率:40.3% (151/375)
    • 平均本賞金:1,237万円
  4. 配合における注目データ
    • 母系にキングカメハメハ×サンデーサイレンスを持つ
      • 勝ち馬率:44.7% (17/38)
      • 平均本賞金額:2,419万円
    • 母系にディープインパクト×Sadler’s Wellsを持つ
      • 勝ち馬率:50.0% (5/10)
      • 平均本賞金額:4,381万円
  5. その他配合ポイント
    • 母系にマイラー血脈を注入
      • 中長距離の父×マイラーの母の長短バランス
    • サンデーサイレンスのクロスは可もなく不可もなく
      • 勝ち馬率:40.3% (119/295)
      • 平均本賞金額:1,400万円
      • ただし、POG期間内重賞馬はいずれもサンデーサイレンスのクロスを持つ
  6. POG期間内重賞馬
    • デアリングタクト 17年産 (母:デアリングバード)
      • 桜花賞・優駿牝馬 (他 エルフィンS)
    • エフフォーリア 18年産 (母:ケイティーズハート)
      • 皐月賞・共同通信杯 (他 東京優駿 2着)
    • サークルオブライフ 19年産 (母シーブリーズライフ)
      • 阪神JF・アルテミスS (他 チューリップ賞 3着)
  • データは2022年4月17日時点のものです

シオノゴハン解説記事は以下をご参照ください。

シオノゴハン指名 ロゼリーナの2020について

シオノゴハン指名 ロゼリーナの2020 ポイント

ロゼリーナの2020

  1. 好相性のニックスである
    • 玄野データより、エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンスはニックス。
      その要素を満たしている。
  2. 優秀な牝系出身である
    • 祖母ローズバドはG1を2着3回。Fレビューなどを勝利。
      • おじにローズキングダム(朝日杯・ジャパンカップ)
      • いとこにスタニングローズ(フラワーカップ)
  3. Sadler’s Wells×Shirley Heightsに妙味
    • Sadler’s Wellsの持つBold ReasonとNever Bendはニアリーな関係
      これはスタミナや底力・パワーに期待ができるニアリークロス
      • 大一番での勝負強さに期待。
      • 緩さ軽減にも期待。早期デビュー&2歳戦からの活躍に期待。
  4. 所属が美浦の和田正一郎厩舎
    • シルク×和田正一郎厩舎ではテルツェット(父:ディープインパクト)など。
      • 体調管理をしながら小柄な馬の調整がうまい印象。
      • テルツェットの他にはオジュウチョウサンなど。高齢でも健康に実力発揮。
        • 牡馬として小柄なロゼリーナの2020もうまく扱ってくれるはず。

玄野源指名 アドマイヤセプターの2020について

玄野源指名 アドマイヤセプターの2020 ポイント

アドマイヤセプターの2020

  1. 好相性のニックスである
    • エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンスはニックス。
      その要素を満たしている。
  2. 優秀な牝系出身である
    • エアグルーヴ牝系出身である。
      • 3代母エアグルーヴはオークス・天皇賞を勝利した名牝。
      • 祖母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯連覇。
      • 母アドマイヤセプターはドゥラメンテの全姉。
        中央芝1400m~1800mで5勝。
    • 母アドマイヤセプターが繫殖としてすでに成功している。
      • 全姉スカイグルーヴは重賞2着2回。3勝クラス勝ち。
      • 半兄デシエルト(父:ドレフォン)は若葉賞(L)勝ち。
      • デビュー済み産駒3/4勝ち上がり、3/4複数勝利
  3. ボーンシストで調教の遅れアリ
    • 遅れはあるが、背景的・血統的にもソネットフレーズと被る。
      そこまで心配しなくても良いのではないか

まとめ

シオノゴハン

配合的なポイントはがっつり被り。

玄野源

牝系の好みで指名は割れましたね。
アドマイヤセプターの20は大箱中距離向きの配合で、ダービーでの末脚爆発に期待です。
今回の指名馬以外では、プロレタリアトの20マキシマムドパリの20(ライツオブキングス)、マラジニアの20(サスケ)に注目しています。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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