シルク募集馬配合分析 エディスワートンの20
No.1 エディスワートンの20 牡馬 2月7日生
父 | ハーツクライ |
母 | エディスワートン |
厩舎 | 美浦 田中博康厩舎 |
一口価格 | 80,000円 |
配合からの期待度:勝ち上がれるかどうか 勝てばオープン級~重賞級期待
2番仔で、半姉にFrankel産駒のエディスバーグ(未出走)がいます。
エディスワートンの20の血統表
ハーツクライ×母父Mr.Prospector系は勝ち上がり率約50%で好相性です。その中でもMachiavellianからはシュヴァルグラン・ロジクライが出ています。MachiavellianはHaloの血を持ち、そのクロスを生かすことでスピードと加速力を補っていくのが良いと考えられます。
また、Dubawiの祖父Seeking the Goldとハーツクライでは、11頭がデビューし、10頭が勝ち上がっており、かなりのニックスと考えられます。Seeking the Goldの母Con Gameが持つBlue LarkspurやTeddy、Tom Foolの血が、ハーツクライの持つMy Bupersの血を刺激し、米国的なパワフルさを産駒に伝えることがプラスに働いていると考えれます。
母エディスワートンは未出走で引退。母・祖母はヨークシャーオークス(G1)をともに制しており、代々欧州の良血と配合してきている点は大きな魅力です。
母エディスワートンはShirley Heightsの4×4のクロスを持ちます。Shirley HeightsはMill Reef産駒で、Nasrullah×Princequilloなので、長い直線を加速していく大箱向きの走りを産駒に伝えます。欧州の競馬場は基本的に直線がどこも長く、長く良い脚を使える力が求められます。それに適した血だと考えられます。
また、Shirley HeightsはMill Reef産駒で、Mill ReefはNever Bend産駒です。Never BendとSadler’s WellsはLulanのクロスを発生させるため、La Troienne的なパワフルさを産駒に伝えます。柔らかく大きなストライドを動かすエンジンとして、かなり有効な血だと考えられます。
母エディスワートンだと遠すぎる印象もありますが、父ハーツクライがLalunの血に呼応する要素を持っているため、土台として十分に生きてくると考えられます。
この配合だと、欧州的なタフなパワフルさと、米国的な突進力的なパワフルさの両方を持ち、タフな馬場やダート長距離での活躍が期待できそうです。
問題は、パワーに寄りすぎていることから、芝だとスピード不足に陥るのではないか、という点です。ダートの長いところで活躍は期待できそうですが、その路線での重賞制覇となると、それも難しい印象があります。
また、晩成傾向になる血が多く入っており、未勝利戦が続く間に勝ち上がれるかは心配なところです。
ハーツクライ×Seeking the Gold系 ハーツクライ×Mill Reef系はかなり好相性であり、配合的にかなり似ているのは春秋グランプリ制覇のリスグラシューです。ただ、リスグラシューは牝馬なので、牡馬に比べて柔らかく、その差がどう出るか、というところでしょうか。
馬体を見て、仕上がりも早そうで2歳から行けそうな様子であれば期待して良いのではないでしょうか。
父ハーツクライについては、別途記事にまとめておりますので、ぜひご参照ください。
まとめ
- パワー型ハーツクライ ダートになるかも
- 似た配合はリスグラシュー
- 晩成傾向の配合 早期に仕上がると未来が明るそう
私は配合からはこんな印象を受けました。割と出資したい1頭です。