一口馬主活動 2023年1月まとめ
一口馬主の活動について、月次である程度まとめていこうと思います。主に以下のトピックでまとめていこうと思います。よろしくお願いいたします。
- 一口馬主出資に関する報告
- 出資申込先の報告
- 出資申込の結果報告
- その他、申込関連の共有
- 出資馬の出走結果まとめ
- シルクホースクラブ
- ノルマンディーオーナーズクラブ
- インゼルサラブレッドクラブ
- 月間成績に見る注目情報
- 近年開業厩舎の注目成績
- 若手騎手の注目成績
- 今月読んだ本や買ったもの
2023年1月はノルマンディーOCの2次募集、先行申込がありましたので、そのご報告があります。
出資馬はシルクHCが出走なし、ノルマンディーOCは地方で2戦、インゼルTCは中央で2戦あったので、そのご報告です。
1月の月間成績を見て、厩舎情報は辻野先生、騎手は古川奈穂ジョッキーについてまとめようと思います。よろしくお願いいたします。
You Tube動画版も公開しています
一口馬主出資に関する報告
ノルマンディーOC 2次募集先行申込結果
ノルマンディーOCの2次募集先行申込は、以下の記事の通り、ギャラクシーセレブの21とスノースタイルの21に出資申込を行いました。
ギャラクシーセレブの21、スノースタイルの21は共に人気を集め、先行募集で満口となりました。その後、ギャラクシーセレブの21は口数調整によって申込確定、スノースタイルの21は口数調整後の抽選で当選し、申込確定となりました。
申込をした2頭に無事出資することができ、ホッとしています。これで2021年産世代は出資頭数6頭となり、シルクの二次募集などでドンピシャの馬が出てこない限りは打ち止めです。
- シルクHC 1頭
- プロミストリープの21 ゴールデンリープ 牝馬
400kgを切る小柄な牝馬 血統背景的にダート路線か
おじのプロミストウォリアが23年の東海Sを勝利
- プロミストリープの21 ゴールデンリープ 牝馬
- ノルマンディーOC 3頭
- デンコウブルーの21 ブリッツクリーク 牡馬
九州産馬で若駒のうちは短距離芝、成長してダートか
九州路線を狙いのニッチ路線馬 - ギャラクシーセレブの21 牡馬
芝中~長距離に期待
今の馬体はダート中距離感も - スノースタイルの21 牝馬
半きょうだいに重賞馬2頭
牝馬古馬マイル路線に期待
- デンコウブルーの21 ブリッツクリーク 牡馬
- インゼルTC 2頭
- マーブルカテドラルの21 牝馬
馬格もある牝馬。クラシック路線に期待
社台ファーム生産・育成馬への出資は初で期待 - ダンシングオンエアの21 Dancing On Air 21 牡馬
2年連続出資のSaxon Warrior産駒
芝のパワーマイラーとしての活躍に期待
- マーブルカテドラルの21 牝馬
6頭の内訳は上記の通りです。ややニッチ路線に寄りすぎた感もありますね。
スノースタイルの21が5月生まれということもあって、クラシック路線を期待するのは酷な進捗。出資馬のここまでの動向から、クラシック路線に期待ができそうなのはインゼルTCのマーブルカテドラルの21という印象を受けています。
ギャラクシーセレブの21も進捗良好でスピードがあれば面白いのではないかと思っています。ダンシングオンエアの21は未知数ですが、牡馬クラシック路線というよりは、もう少し短いところが向きそうだと見ています。
どの馬も、健康に成長してくれるのを祈るばかりです。
ノルマンディーOC ラミアヴィータの組合契約終了
中央で勝ち上がれず、12月まで岩手競馬で中央復帰を目指して走っていたラミアヴィータ。そこでは1勝をあげ、あと1つで中央復帰というところまで来ていましたが、2勝目を勝てませんでした。3歳1月から高知競馬に転籍。そこで2走し、短期間に2勝をあげることは難しいという判断が下り、組合契約終了となりました。
ラミアヴィータが0.3差で負けたヤマニンバルサムは3勝クラスを勝ち、0.0差で負けたエナジーグランは今週2勝を勝利。0.3差のモリノドリームも2勝クラスで2着に入りました。相手関係的に、中央に復帰すれば芝路線・1勝クラスで活躍が期待できると信じていただけに、とても残念に思います。
サラオクでは訳100万円で取引されました。ここから先の馬生が一層良いものとなってくれることを祈ります。
出資馬の1月の競走実績
まず、年間と月間戦績から。
1月なので年間=月間の戦績です。1月は中央と地方合計して4レースに出走して、1勝。その1勝は3歳未勝利戦で、インゼルTCのシュニーが勝ってくれました。まず2023年の1勝目を早々にあげられてうれしかったです。出走の内訳は以下の通りです。
内容の詳細は各クラブごとに記載していきます。
シルクホースクラブ
シルクは1月は出走ありませんでした。
アッシュフォードが1月頭に出走予定だったものの、調教中に疲労が出て放牧となっています。ここで勝って春のクラシック路線に間に合うことを期待していましたが、これでその路線はかなり難しくなった印象です。3月ごろに未勝利で走るところが見られそうです。
1月末時点で入厩している出資馬がいないため、シルクの年内初戦は2月末~3月あたりではないかと思います。20年産世代のアッシュフォードとフェールデレーヴは春のうちに1つ勝ってくれると非常にうれしいですね。期待しています。
ノルマンディーオーナーズクラブ
ノルマンディーは1月はラミアヴィータが2走しました。2走ともに完敗という結果です。勝った2頭は中央では3勝クラスで走っていた馬です。直近で好成績を残していない中央準オープン馬は編成上C3級に来たりするので、こういうこともあるんだな、と勉強になりました。
ほんの少しの運の良さがあれば、ラミアヴィータは今も中央で走っていたかもしれません。組合は終了となりましたが、ラミアヴィータの競走馬としてのキャリアはまだ続くようですし、活躍を期待したいと思います。これからもずっと応援します。
インゼルサラブレッドクラブ
インゼルサラブレッドクラブはシュニーとオストファーレンが出走。
シュニーが3歳未勝利戦を勝ち、1勝目をあげました。勝ちタイムは他の同条件のレースと比較すると最も遅い時計でした。2番手に控えて、上がりは最速で勝利という競馬でした。時計はあまり心配しなくて良いのではないかと思っています。逃げて自分のペースで走れば、過去の実績的にももう少し好時計で結果を残していたと推測します。
競馬を覚えるという意味で、控えて突き放す競馬をできたのがすごく良かったですし、勝ち上がれたことは本当にありがたいです。小崎先生のレース選びと方針は本当にありがたく思います。一層の成長と活躍に期待したいと思います。
オストファーレンは12着。調教は良く走るタイプで、そことのギャップが大きいですね。初ダートで砂を被ったのもしんどかったのだと思います。とはいえ、芝でもピリッとしなかったので、ダートで砂を被ったことだけが要因ではないと思います。
レース後放牧に入っており、そこで心身の成長が進めばチャンスはあると思います。トモの緩さを何度も指摘されており、そこがパンとしてくると変わると思います。私の今の仮説ですが、「トモが緩く、加速がしんどい」「しんどさに気持ちがついてこない」ことによって「なかなか進んでいかない」ということが生じているのだと思います。
単純にメンタル面だけでなく、身体的な課題も伴っていると思うため、この放牧で中身がしっかりしてくれば、それに伴って気持ちも前向きになってくれると信じています。
大久保先生は厩舎でかなりしっかり調教してくださっていますし、変わり身はあると思っています。何とか1勝を手にし、成長と共に大きな成果を残せるようになってくれるのを祈ります。
月間成績に見る注目情報
一口馬主をやっていると、開業して間もない厩舎や若手ジョッキーが鞍上を務めるケースがあります。特にノルマンディーOCに所属しているとその場面は多くなる傾向です。ノーザンファーム系クラブにおいても、近年開業の厩舎に馬を預けるケースがありますし、そこが出資できるチャンスにつながることもあります。
今年は1年を通して、近年開業の厩舎や若手ジョッキーを追いかけ、応援しつつ出資検討の材料を増やしていこうと思います。
1月は栗東・辻野泰之先生と古川奈穂ジョッキーをピックします。
栗東・辻野泰之先生
辻野先生は2021年に栗東で開業されました。名伯楽・角居先生のもとで調教助手を務められ、角居厩舎解散と共に管理馬を引き継ぎました。引き継いだロータスランドで初重賞勝利を飾りました。ノルマンディーOCのディナースタも辻野先生が管理されています。ディナースタは夏の間に札幌2,600mで2勝をあげ、菊花賞に出走するに至りました。
2023年1月は4勝をあげています。4勝という数字は上位10位以内のすばらしい成績です。4勝の内訳はこちらです。
1月に勝利を挙げている4頭は、19年産馬と20年産馬。ですので、1月に勝利した4頭はすべて最初から辻野厩舎で育成された馬となります。
ミクソロジーは3勝クラスながら飛び級でオープン勝ちとなりました。昨年10月から3連勝でここにたどり着いています。残りの3頭は新馬と未勝利を勝利。マスクトディーヴァは6番人気でしたが、人気馬がしっかりと成果を残していることがわかります。人気するためには、血統背景や過去実績などの要素が重要になりますが、調教数字の良さ、鞍上なども大きな要素となります。このあたりからも、良い調教をつめていて、騎手も良い起用されていることがわかります。実際、リーディング上位のジョッキーが勝利に貢献しています。
ディクレアブルームはダートでしたが、残りの4勝は芝の2,000m以上。ディナースタも2,600mで2連勝して菊花賞に進んでいるように、印象からも1月の実績からも辻野先生が芝の中長距離馬の育成を得意としている、と仮説を立てられます。
その路線への出資申込を考える際、検討材料として有効になりそうですね。
引き続き、辻野先生に注目しつつ、一層のご活躍を祈念します。
矢作厩舎所属・古川奈穂ジョッキー
古川奈穂ジョッキーは2021年デビュー、3年目の若手ジョッキーです。同期には角田大和ジョッキー、横山琉人ジョッキーがいます。最近活躍が目立つ永野猛蔵ジョッキー、同じく女性ジョッキーの永島まなみジョッキーもこの世代です。
古川ジョッキーは1月3勝。角田ジョッキー、永野ジョッキーも3勝をあげているため、同期で抜きんでた勝利数というわけではありませんが、勝率は2人を圧倒しています。騎乗回数は少ないのが要因で、そこをどうとらえるかは難しいところではありますが、少ない機会をものにしていると言えます。
古川ジョッキーは3勝をあげていますが、うち2勝は大穴です。ゲンパチレオニダスも10倍を超えています。オッズは鞍上要素もあるため、馬の質だけが要因ではありません。とはいえ、圧倒的な人気を集める馬には騎乗しておらず、その中で成果をあげていることはすばらしいことだと思います。
2023年から、ジョッキーの健康に配慮し、負担重量が増加しています。競馬界にとって、すばらしいことだと私は思います。反面、馬の負担は大きくなりますから、小柄な馬には厳しい変更です。すべての馬に影響することではありますが、斤量:馬体重の比率は小柄な馬ほど大きくなりますから、増えたことへの影響は小柄な馬ほど受けやすいと考えられます。
女性ジョッキーは減量が男性ジョッキーより有利になっています。メイトースイは404kgの小柄な牡馬ですが、他の牡馬が同レースで56kgの斤量で走る中、52kgで出走できています。これは効果的だったのではないかと思います。
斤量的な有利さはもちろんあるでしょうが、それだけで勝てるなら減量ジョッキーは全員が成果を残せることになります。有利さに加えて、古川ジョッキーの技術がこの戦績につながっていると考えられます。そのポイントがどこにあるのか、そこまでは見極められていませんが、今後一層活躍されるのではないかと推測します。
まだ、出資馬の鞍上が古川ジョッキーになったことはありませんが、今後その機会があることを楽しみにしています。一層のご活躍を祈念いたします。
1月まとめ 読んだものの紹介
新年早々のシュニーの勝利という良いスタートを切れました。その反面、期待のラミアヴィータが組合終了という悲しい出来事もありました。
新たなご縁ということで、ギャラクシーセレブの21とスノースタイルの21に出資することができたことをうれしく思います。無事に進んでくれることを祈ります。
2月は今のところ4,5回の出走が見込まれています。どの馬も無事に走り切ってくれることを祈ります。勝ってくれたら最高ですね。
引き続きよろしくお願いいたします。
今月読んだものと買ったもの