シルク募集馬配合分析 ショウナンパンドラの20
No.42 シングルゲイズの20 牡馬 2月26日生
父 | ロードカナロア |
母 | ショウナンパンドラ |
厩舎 | 栗東 高野友和厩舎 |
一口価格 | 200,000円 |
配合からの期待度:クラシック路線での活躍を期待
3番仔です。母ショウナンパンドラは秋華賞・ジャパンカップを制しています。上2頭もロードカナロア産駒で、今のところ未勝利です。
シングルゲイズの20の血統表
父ロードカナロア×母父ディープインパクトは勝ち上がり率は約45%で、ロードカナロアとしては平均並みです。2歳スプリント重賞を2つ制したファンタジストがこの配合から出ています。
ロードカナロア×フレンチデピュティは勝ち上がり率約50%で、ダート重賞を制したレッドルゼルが出ています。パワフルさを補うという点で、Northen Dancerの子孫の中でもパワー型であるDeputy Minister系はロードカナロアとは好相性になると考えられます。
ディープインパクトは母ウインドインハーヘアを通してSir Ivor(父Sir Gaylord)の血を持ちます。この血は柔らかさとスピードを子孫に伝えますが、非力になってしまう要素があります。ロードカナロアはSecretariatの血を持ち、SecretariatとSir Gaylordはニアリークロスとなります。
SecretariatとSir Gaylordは5/8同血です。Secretariatの柔らかさのポイントはSomethingroyalの持つPrincequilloだと考えられるため、母が同じとなると、より一層柔らかさがが産駒に伝わると考えられます。
なお、ディープインパクトとハーツクライは同じ父サンデーサイレンスを持ち、5/8同血にあたります。
ロードカナロアの母父としては、ハーツクライのほうが活躍馬が出ていますが、Sir Ivorを持つか、My Bupersを持つかの違いが大きいのではないでしょうか。Sir Ivorは柔らかさ、My Bupersはパワフルさを伝える血です。
ショウナンパンドラの20はロードカナロア×ディープインパクトでSomethingroyalの血を刺激しているため、スピードを補強しつつも非力に出ている可能性があります。それを補うためには、そのほかの血でパワフルさを入れていく必要があると思います。その点、ショウナンパンドラの20はFrench Deputyとノーザンテーストの血を持つため、パワフルさとスタミナを補強できているのではないでしょうか。
また、上はこれまで牝馬でしたが、この馬は牡馬です。牡馬のほうが大きくパワーを持つやすいため、そのあたりも期待して良いのではないでしょうか。距離的には2000m前後ではないでしょうか。
まとめ
- 柔らかさとパワフルさのバランスはよさそう 牡馬なのもプラス
- 距離は中距離まで行けそう 進捗良ければクラシック路線期待
- 小柄に出た場合、心配
この馬は血統表の要素をどう表現した馬体をしているかがポイントなのではないかと思います。パワフルさの要素もありつつ、非力な感じに出ていたとすると、なかなか苦戦するのではないかと思います。そのあたりに不安がなければ、募集金額を回収できる活躍も期待できるのではないでしょうか。