レース回顧 2023年9月3日
2023年9月3日にフェールデレーヴ(シルクHC)が出走しました。
このレースで私の2020年産世代の中央未勝利戦が終了。20年産の結果などについては別途記事にまとめます。
現在、在厩で調整を進めているのはフォンメイリー(19年産:ノルマンディーOC)とシュニー(20年産:インゼルTC)の2頭です。
ダートの4コーナー戦で未勝利を勝ち上がった2頭ですが、共に距離を短縮して2勝目をめざすことに。
現在の想定では、9月24日の阪神1勝Cのダート1,400m戦(牝馬限定)となっており、2頭がぶつかることになります。
できれば避けたい状況ですが、まだ少し先なので様子を見ていきたいと思います。
この記事ではフェールデレーヴのレース回顧を行います。
出資馬一覧
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レース回顧 9/3 フェールデレーヴ(シルクHC)
連闘で臨んだダート1,700m戦は6着となり、中央登録抹消となりました。
時計は前走の1:48.5から0.1縮めた1:48.4で、勝ち馬からは1.4差でした。
想定していた通り、先行したのはモダナイズクィーンで、ハナをとり切りました。
実力上位の先行馬として見ていた勝ち馬オセアバトルプランは2番手でレースを進めます。
フェールデレーヴがその気になればハナを主張できる好スタートでしたが、予定通り控える形に。
ロスなく進めることができましたが、前がやや競り合ったことでレースの全体ペースが上昇。
フェールデレーヴは中団後方に位置していたものの、通過の様子では前走より1秒ほど速いペースでしたね。
そのペースで向こう正面から加速を促すものの、前走ほどの末脚を発揮できず、上がり時計は4位タイの39.0となりました。
末脚の発揮区間が短かった前走より1.4秒落とす結果に。
全体時計とは帳尻が取れており、この全体時計が現在のフェールデレーヴの実力だったのかもしれません。
レースは同じくシルク所属のオランジーが4角から突き抜けてきそうな脚を見せますが、先行して脚を残していたオセアバトルプランがラスト1Fで突き放して勝利。2番手でレースを進めて上がりは最速という競馬で未勝利を突破しました。
フェールデレーヴは栗東坂路で馬也で54秒をさっと切りつつ、ラストは12秒前半を記録するなど、調教の様子からは力のある印象を受けていました。
CWでの様子からも、末脚をしっかり発揮できるタイプの印象を受けており、その競馬をラスト2戦で見れたことはうれしかったです。
たらればにはなりますが、新馬戦で控える競馬をできていたら、また違った未来があったのではないかと思います。
今後は地方へ移籍する見込みとなっており、新しい舞台で活躍してくれることを祈るばかりです。
今週の余談 長濱ねるさんのエッセイ 「たゆたう」
長濱ねるさんのエッセイ「たゆたう」を読みました。
雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載されてきたエッセイが書籍になっています。
ずっと大切に持っておきたいと思う、素敵なエッセイでした。
「そういう気持ちになることあるな」と思う場面も多々ありつつ、過去に読んだエッセイでは感じたことのない感想を持ちました。
表現が難しいのですが、『1つの出来事をそっと心に残しておく人の人生の、名前のない登場人物として、あたたかい思い出に残れるような人になりたい』ということ。
意図してかっこつけたり、思いやったりする言葉を伝えるのではなく、日ごろから自然とそういうものを伝えられる人になれたらいいな、ということを思いました。
その後に1度も会っていない人からの言葉に励まされたことも、悲しい気持ちにさせられたこともありますし、良いほうも、悪いほうも忘れられずにいることがあります。
自分が受け取った側のことは忘れませんが、届けた側のことは忘れていることがたくさんあります。
このエッセイを読んでハッとしました。
自分は忘れてしまっても、相手は忘れていないことがあるかもしれない。
忘れない出来事になってしまうのなら、それがあたたかい思い出として残せる人であれたらいいな。
そんなことを思うエッセイでした。
すごく素敵なエッセイなので、ぜひ読んでみてください。