シルク募集馬配合分析 ロゼリーナの20
No.8 ロゼリーナの20 牡馬 1月16日生
父 | エピファネイア |
母 | ロゼリーナ |
厩舎 | 美浦 和田正一郎厩舎 |
一口価格 | 80,000円 |
配合からの期待度:重賞級
1番仔です。母ロゼリーナは中央2勝。母ロゼリーナはいわゆるバラ一族出身で、その母ローズバドはフィリーズレビュー1着、マーメイドS1着、オークス・秋華賞2着を制しています。全兄に朝日杯とジャパンカップ1着のローズキングダムがいます。
ロゼリーナの20の血統表
エピファネイアの平均勝ち上がり率は約35%です。エピファネイア×キングカメハメハは勝ち上がり率約50%なので、かなりの好相性です。この組み合わせからはエピファネイアの代表産駒デアリングタクト(牝馬三冠)が出ています。
エピファネイアはRoberto系種牡馬ですが、Kris S. ≒ Habitat の2×4で持っていることでパワーに振れず、柔らかさとスピードを持つ競走馬・種牡馬となりました。そのため、産駒は柔らかくなりすぎない配慮が必要だと考えられます。
母ロゼリーナはキングカメハメハを通してNureyevとMill Reef、母系のShirley Heightsを通してMill Reefの血を引いています。これらの血はエピファネイアのSadler’s Wellsの血と交わり、Special・Lalunの牝馬クロスを発生させます。これらの血はパワーとスタミナを補う血で、エピファネイアとの配合でほしい要素となります。
加えてサンデーサイレンスの3×4を持ち、日本芝適性はかなり高まっていると考えられます。エピファネイア同様にスピードと切れ味のある競走馬になる可能性は高いと考えられます。
ただ、気になるのはPrincequilloの血を結構持っていることです。Princequilloは柔らかさを産駒に伝える血で、この要素が強く出ると柔らかすぎる産駒になってしまう可能性があります。
ロゼリーナの20はエピファネイアの走る馬が持つ要素はほぼ抑えており、あとはどの要素が強く表出するかがポイントになってくると思います。成功確率は高いのではないかと考えられます。
まとめ
- 一族からは活躍馬が多数
- エピファネイアの産駒として欲しい要素は十分抑えることができている
- 柔らかくなりすぎていないか、馬体でわかることがあればそこで判断したい
うまくかみ合えばかなりうまくいくのではないかと思います。早く出ればクラシック路線が期待できます。古馬になってから本格化する可能性が高いのではないでしょうか。
この馬を預かる和田先生はオジュウチョウサンの調教師です。最近ではシルクのテルツェットで重賞を制覇しました。テルツェットは小柄で売れ残った馬でしたが、じっくり育てて重賞馬にしました。そういった経緯からも、小柄な馬体でも育て上げてくれるのではないでしょうか。