インゼルTC 2023年度募集がスタート
2023年9月1日に募集馬リストが公開されてから、測尺公開→馬体・動画・Webカタログ公開→紙のカタログ到着と、徐々に申込開始に向けて情報解禁が進んできていますね。
クラブ発足以来3度目の募集となり、今年も見どころの十分のラインナップで、どの馬に申し込もうか毎日悩んでいます。
今回の記事では、そもそもクラブってどう選ぶと良いか、インゼルTCの魅力は何か、そして今年の私の出資申込方針についてまとめていきます。
なお、本記事は先に動画にしており、ぜひそちらもご覧いただけますと幸いです。
2022版は以下よりご参照いただけます。
クラブ選びで大切なこと
インゼルを含め、新たにクラブへの加入を検討されている方に、実際3クラブに入会して私が感じているクラブ選びで大切なことについてまとめていきます。
入会に際して確認したい要点
私が思う、クラブ選びで大切なことは以下の3点です。
- クラブの理念と自分の考えが一致しているか
- クラブの提供サービスが自分の求めているものと一致しているか
- それらを実際に提供できている、もしくは提供しようとしているか
1つ目は、クラブの理念やコンセプトが自分の考えと一致しているか。
クラブのめざす方向性や運営体制が、自分が期待する方向性や要件と一致しているかどうか。
体験重視のクラブもあれば、特定の牧場との連携を重視したクラブもあります。
芝G1路線をめざすクラブもあれば、地方競馬を含めダート路線を充実させているクラブもあります。
自分のめざす方向と同じ向きを見ているクラブを選ぶのが大切です。
2つ目は1つ目とも重なりますが、提供サービスの確認も大切です。
出資馬を選ぶ際に、実際に牧場で馬の様子を見て検討したい、という場合、そうしたツアーがあるかなどの確認はするとよいでしょう。
動画や写真を含めた更新サービスの充実度を優先する場合は、そうしたサービスのあるクラブへ。
出資しやすい制度があるかなどもここの要件に該当します。
最後に、これらの理念やサービスが実際に十分に実現されているか、という点です。
運営理念に基づくサービスを実際に提供されていれば、満足度は高くなるはずです。
期待しすぎによるギャップは起こり得ますが、その辺りは情報収集でかなり解消できます。
この3点が自分の求める水準以上であれば、満足度の高い活動ができます。
ただ、当然満たされないケースもあります。例えば私の場合、シルクHCではなかなか自由に出資できないという点に難しさを感じています。
そこは妥協点として、その他の要素で十分に満足できています。さらに改善進行中なこともあって、その点でも満足しています。
自分の中で優先度を考え、その中でどのクラブにするか選択するのが良いか検討すると、概ね満足できると思います。
インゼルTCの理念確認
では実際にインゼルTCの理念を確認してみます。詳細はぜひインゼルTCのHPにてご確認ください
ホームページで掲載されている理念やコンセプトの大きなところはこちらの3点。
- 競馬を身近なものに。
- 社台グループを始めとするトップブリーダーとの連携。
- 競馬界における持続可能性の追求。
身近なものについてはIFFや500口で実現されています。
別の角度では、身近さのポイントとして、有名種牡馬の産駒が十分に含まれていることもあげられます。
地上波で見る競馬との親和性も意識されており、IFFでそこを結びつけることで身近なものにされていますね。
トップブリーダーとの連携については、生産牧場の幅広さや厩舎、鞍上からも連携が見てとれます。
今年もノーザンファーム、社台ファームはもちろん、三嶋牧場、桑田牧場、杵臼牧場、チャンピンズファームと、インゼル定番の生産牧場が揃いました。
競馬界における持続可能性については、角居元調教師とのコラムなどがあげられます。
初年度募集馬から引退馬も出ており、それらの今後についても注目のポイントです。
引退馬動向のページが存在していることや、20年産所属馬フォミルマジックの繁殖としての牧場入りが動画公開されるなど、すでに動きがみられます。
概ね理念で語られていることは実現されており、そこへの信頼度は私は高く持っています。
複数のクラブに入ることで補うことも可能
1つのクラブで、一口馬主活動で求めていることすべてを実現することは難しくもあります。
私の場合、3つのクラブに所属することで、バランスをとっています。
生産牧場を決め打ちする場合は1つのクラブで事足りることは多いですし、バランスをとって楽しみたい場合、バイヤー型の400口~2000口クラブを選択するのも良いと思います。
3クラブ所属で体験は充実させることはできていますが、その反面、会費負担は大きくなりますし、実績のあるクラブとの併用の場合、実績にかけられる予算が削られるため、必ずしも良い形だとは思っていません。
ただ、私個人にとってはバランスがとれてよい状態です。
インゼル的ポジションのクラブの選択肢は結構広く、だからこそ理念で選ぶということが可能な領域だと思います。
ぜひ、クラブの理念などもご確認ください。
インゼルTCの預託先・騎手・成績
ここでは簡単にインゼルTCの預託先や騎手傾向、成績について整理していこうと思います。
インゼルTCの預託先厩舎
インゼルTCはリーディング上位厩舎に預託しているケースが多く、今年の預託先厩舎はこちらです。
16厩舎中、2022年勝利数リーディング50位以内が12厩舎。直近開業の厩舎以外はG1を勝利されています。
有力厩舎が多いため、使ってもらえるかどうかは厳しい競争が生じるのはネックですが、楽しみな環境です。
「あの名馬と同じ厩舎の馬に出資したい」、という方にはオススメできる環境です。
インゼルTCの騎手起用傾向
クラブの主戦は武豊ジョッキーが務めています。騎乗回数は他の騎手を圧倒しており、ここはインゼルならではの環境です。
武豊ジョッキーは言わずと知れた名手であり、近年もリーディング上位の騎手です。
武豊ジョッキーのファンであれば、とてもうれしい環境だと思います。
騎乗回数2回以上のジョッキーを上記画像でまとめていますが、概ね厩舎の主戦や所属の若手騎手を起用が起用されています。
また、馬の特性に応じた厩舎ゆかりのベテランジョッキーも騎乗しています。
私はオストファーレンに出資した際、大久保厩舎ゆかりの和田ジョッキーの騎乗を期待した部分があります。
実際に鞍上を務めてくださり、その時はとてもうれしかったのを覚えています。
鞍上ねらいの出資申込もしやすいクラブだと思っています。
インゼルTC 20年産の競走成績
初年度の未勝利戦が終了した時点での20年産の競走実績です。募集は19頭で、1頭は不幸があってデビューできず。
このブログでも紹介したコンシダレイトの20、シャスティフォルが1勝クラスデビューを予定しています。
1勝クラスでの勝ち上がりをめざして続戦した馬もおり、デビュー馬勝ち上がり率は少なくとも50%を達成です。
2勝馬はジャスティファイ産駒、海外生産馬のオーサムリザルトの1頭です。
なお、オーサムリザルトはこの9月に3勝目をあげており、クラブ初の重賞馬、JPN1馬になってくれそうです。
ほか、クリダームが重賞2着があり、2勝クラスです。初年度はクラシック路線に乗る募集馬はでませんでした。
勝ち上がり率は優秀であるものの、次のステップには苦戦気味です。ただ、これらのデータは複数年で見たほうが良いと思っています。
トップブリーダーとの連携を掲げたクラブとして、様々な生産牧場で勝ち星を挙げた初年度の成果は、理念に合致した成果だと感じています。
私個人としては、もっとシビアな数字になると思っていたので、この初年度成績には驚きました。
インゼルTCのオススメポイント整理
これらの情報を踏まえて、インゼルTCの魅力、オススメポイントは以下の3点です。
- 理念・コンセプトの実現度は高い
- クラブの方向性と個人の方針が合致していればオススメ
- 生産牧場・厩舎の選択肢は充実している
- (ラインナップにいれば)牧場と厩舎で選びたい人にはオススメ
- 武豊ジョッキーが鞍上を務めることが多い
- 武豊ジョッキーのファンはオススメ
合致していれば、オススメできるクラブです。
2023年度出資方針
私の一口馬主活動における、インゼルTCの位置づけ上、出資方針は以下の方針となります。
- シルクHCとノルマンディーOCで実現できていないことを実現しに行く
- シルクHCの23年産1次募集の出資馬は牡馬マイル路線とダート路線(かつ牝馬)でややニッチ路線
- ノルマンディーOCの募集はこれから基本的には頭数確保とニッチ路線の馬獲得がメイン
- 一口馬主体験の充実として好きな種牡馬や気になる厩舎・生産牧場を取りに行く
上記より、基本的には芝路線、可能であればクラシックや古馬中距離路線をめざせる馬への出資を念頭に、厩舎や生産牧場体験の充実をはかっていきたいと思います。
この方針のもとに、どの馬に出資していくか分析をしていきたいと思います。
それも今後記事にしていきますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。
まとめ
インゼルTCで初年度出資したのはシュニー、オストファーレン、クリダームの3頭です。
クリダームには初の新馬勝ち経験、重賞出走&2着という初体験をさせていただき、とてもうれしかったのを覚えています。
シュニーも2023年1勝目を新年早々に達成させてもらっています。芦毛の逃げ・先行馬が好きなのですが、シュニーはまさにそれに該当します。
そして何より、オストファーレンには命名するという経験をさせてもらいました。
インゼルTCにはかなり良い経験をさせていただいており、かなりバイアスのかかった記事になってしまいました。もちろん、個人の見解であり、依頼されて書いたものではありません。
一緒に楽しめる方とつながっていけたらうれしいなと思っています。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。