出資馬の出走振り返り #ミリオンヒット #スノーディーヴァ #ディアイライザ #シュニー 2024/11/16,17

  • URLをコピーしました!
目次

出資馬出走の振り返り

11月16日(土)と17日(日)に出資馬がそれぞれ2頭、合計4頭が出走してくれました。
今回はその振り返りです。

出資馬一覧

11月16日(土)

11月16日(土)はノルマンディーOC所属のミリオンヒットとスノーディーヴァが出走してくれました。

ミリオンヒット

  • 2歳新馬
    • 混合
    • 東京 芝 1,400m
  • 鞍上:菅原明良騎手
  • 着順:3着
    • 01:24.3(0.3)
    • 3f:34.3

ミリオンヒットは東京の芝、1,400m戦でのデビューとなりました。
鞍上はブローザホーンで宝塚記念を制し、ワープスピードでメルボルンCで2着に入るなど、大舞台での活躍が目立つ菅原騎手とあって、とても楽しみでした。
実際、菅原騎手の好騎乗もあって、3着に入ってくれました。

ミリオンヒットは父アジアエクスプレス、母の父スマートファルコンという血統で、ダートでの活躍をイメージして出資しています。
厩舎側もそこは想定されており、中山のダート1,200mを理想の舞台として進めていました。
一方で小柄な馬体もあって、中山開催まで体調を万全で進められるか不安ということで、東京の芝でのデビューとなっています。
母はダートで中央4勝をあげていますが、芝でも3度3着以内に入ったスプリンターでした。
そして、父のアジアエクスプレスもダートを主戦場としていましたが、制したG1は朝日杯です。
こうした背景からも、デビュー戦が芝と聞いたとき、意外と成果を残してくれるかも、という期待は持っていました。

厩舎の情報通り、レースではびっくりするほどのゲートセンスとテンの速さを見せてくれました。
そして何より驚いたのは、そこから先の落ち着きです。ゲートを見事に決めて、かかることなくペースダウンをし、最初の3fを37.4というスローペースに持ち込みます。
シンプルにゲートがうまい、ということが伝わってくる走りで、ロスなくスタートを決めて、行きたい馬を行かせる競馬を今後は見せてくれそうです。

スローペースに持ち込めたこともあって、逃げて上がりの3fは34.3を記録。
走破タイムも上がり時計も早い時計というわけではありませんが、レースセンスの良いところを見せてくれましたし、今後がとても楽しみになるレースでした。

このまま菅原騎手とのコンビで活躍してくれると個人的にはすごくうれしいですね。
3着に入ってくれましたし、体調に問題なければ12月の中山のダート1,200mをめざしてくれるとうれしいところです。

スノーディーヴァ

  • 3歳以上1勝クラス
    • 混合
    • 福島 芝 2,000m
  • 鞍上:黛弘人騎手
  • 着順:14着
    • 02:02.6(2.4)
    • 3f:37.7

スノーディーヴァは9月1日の札幌最終日以来のレース出走でした。
前走はダート適性を試すという要素もあり、その結果を踏まえて芝に戻してのレースでした。
福島の芝2,000mはそこまでタフな角度ではないものの、坂を2度登ることもあり、持久力の求められる舞台です。

前半1,000mの通過は60.3秒ほどで、勝ち時計は02:00.5ですから、そこまで早いペースだったわけではありません。
前に馬を置きにくく、かつ大外枠発進ということで、ロスもあったと思いますが、コーナーを回ったあたりで失速し、スタミナ的に苦しさを見せる結果となってしまった印象です。

初勝利は中京の2,000mを逃げてのもので、スローペースに落としての勝利でした。
先行力とレースセンスの良さが武器という印象です。気性的にもここ最近はエイシンヒカリ産駒らしさを出しているようであることや、黛騎手のコメント的にも、今後は距離を縮めていく可能性がありそうです。
深山先生も、スノーディーヴァの適性を確認しながらレース選びをしてくださっており、成長とともにまた勝つところを見せてくれるのではないかと思います。

今後も楽しみです。

11月17日(日)

11月17日(日)はノルマンディーOC所属のディアイライザとインゼルTC所属のシュニーが出走してくれました。

ディアイライザ

  • 2歳未勝利
    • 牝馬限定
    • 東京 芝 1,800m
  • 鞍上:藤懸貴志騎手
  • 着順:10着
    • 01:47.5(1.6)
    • 3f:35.3

ディアイライザは中1週で牝馬限定の東京1,800m戦に挑みました。
結果は10着でしたが、内容はかなり良かった印象で、今後が楽しみになるレースでした。

1着のロートホルンが強かったですね。
勝ち時計は01:45.9で、単純に時計だけで言えば重賞級。実際前日の東スポ杯が01:46.8ですから、0.9秒速いことになります。
このレースは1,000m通過が59.3秒、東スポ杯は60.9で、ペースの違いや風向きの違いなどもあるので、単純な比較はできませんが、仮にロートホルンが東スポ杯に出ていたら、好走していたのは間違いないでしょう。
2着のラルガメンテの時計は01:46.9で、ディアイライザはそこから0.6差の01:47.5ですから、良く走れていると思います。

デビュー2戦で苦戦していたゲートとその後の追走ですが、このレースではゲートをクリア。
それでも追走には苦戦し、促しつつポジションを維持する展開になり、最初の2戦で見せていた末脚は発揮できない流れとなりました。
心身ともに成長することで、追走力もつき、末脚も発揮できるようになると思いますから、この経験はとても大きかったと思います。

2歳でデビューして、アウトカウントのつかない期間に様々な経験を積めたのはとても大きいと思います。
馬が成長してくれば十分勝負できると思いますし、今後がとても楽しみです。3歳からは一戦一戦がとても大事になると思いますし、まず8着以内をめざしてがんばってほしいです。

シュニー

  • 3歳以上1勝クラス
    • 牝馬限定
    • 京都 ダート 1,400m
  • 鞍上:戸崎圭太騎手
  • 着順:10着
    • 01:26.1(1.3)
    • 3f:38.8

シュニーもスノーディーヴァと同じく、9月1日の札幌以来のレースとなりました。
スノーディーヴァと前走は同じレースでしたが、スノーディーヴァは芝に戻し、シュニーは距離を短縮するなど、2頭ともに異なる舞台を選びましたね。
シュニーのダートスプリント出走は今年の1月以来の2度目です。

前目から競馬を進め、直線伸びてくるかと期待しましたが、早々に失速し、1.3秒差の10着に沈んでいます。
戸崎騎手も最後は無理をさせていませんし、馬自身も抜かれてペースダウンしてしまった印象です。

1,700mや1,800mでは先行できるタイプでしたが、ダートスプリントともなると、先行勢のテンの速さは違いますね。
今後はテンで無理をさせず、両親の競馬と同じように後方から進める話も出ているようです。
脚質を転換して成果を残す馬もいますから、次走が楽しみです。

それにしても、戸崎騎手は本当に名手ですね。
出資馬の鞍上を務めてくださったのはこれが2回目なのですが、その技術に毎度感動しています。
スタートと追走が優しくふわっとした印象を見る人に与えるのに、時計見ると速いし、コーナーリングもピタッと付けて直線向いた時に本当に良いポジションをとってくれています。
ゲートと追走に課題があったリンドラゴが、戸崎騎手が鞍上を務めた時にすごく自然にゲートを出て先行し、末脚も伸ばしたレースがあって、その時も感動しました。
また出資馬の鞍上を務めてほしいですし、一緒に口取りさせていただく機会がいつかあるとうれしいです。

まとめ

ミリオンヒットがすばらしいレースを見せてくれましたし、ディアイライザも次につながる良い競馬を見せてくれました。
今後の勝ち上がりが期待できますし、うれしかったですね。22年産の出資馬たちも続々とデビューし、レース経験を積んでくれていますし、プロミストジーンに続いて勝ち上がりを決める馬が出てきてくれるとうれしいです。

引き続きよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

目次