出資馬出走の振り返り
11月23日(土)にノルマンディー出資馬のフォンメイリーが出走してくれました。
今回はその振り返りです。
出資馬一覧
11月23日(土)
前述の通り、この週の出走はノルマンディーOCで出資しているフォンメイリー1頭が出走してくれました。
フォンメイリー
- 3歳以上1勝クラス
- 混合
- 東京 ダート 1,600m
- 稍重
- 鞍上:原優介騎手
- 着順:15着
- 01:39.7(3.5)
- 3f:39.8
フォンメイリーは3歳以上1勝クラスに中2週で出走。15着に敗れています。
出資の鞍上を原騎手に務めていただいたのはこれが4回目ですが、6着、15着、16着、15着となかなかかみ合いません。
鞍上原騎手で1勝をあげられる日がいつか来るとうれしいのですが、こればかりはご縁の要素が大きいため、その日が来るのをじっくりと楽しみにしています。
このレースの勝ち時計、01:36.2は今年開催された東京競馬場のダート1,600mの稍重では、青龍Sと並んで1位タイの時計でした。良と稍重でもトップ10に入る好時計であり、勝ったダノンザボルケーノはかなり強かったですね。
2着のチザルピーノも0.7差の1:36.9で、1着の時計であっても不思議はない数字です。
年内の東京開催最終日で、2場開催ということもあって、メンバーレベルは時計が示しているようにかなり高かったと思います。
フォンメイリーはこのメンバーの中で先行争いに加わり、道中2番手追走で最初の3fを34.7秒ほど、4fで47秒ほどで走っています。
これはかなりのハイペースに該当する時計で、後半苦しくなるのもやむなしなペースです。
ただ、1着のダノンザボルケーノはこのペースに3番手追走で付き合って押し切っていますし、2着のチザルピーノも先行勢でこのペースに付き合ってますから、ペースが速くなくても勝つのは難しかったでしょう。
フォンメイリーは父にドレフォンを持つ米国血統の馬で、脚質的には先行押切型です。
ただ、ハイペースの競馬を得意にしているかと言えば、過去の戦績から見てもむしろ苦手な傾向です。
キャリア20戦において、二桁着順は4回。
うち1回は初挑戦のダートスプリント戦。1番手が3fを35.1秒のペースに先行するも追走遅れで、直線は失速するという展開でした。その後に喉の不調も発覚しています。
残りの3回のうち2回は直近の東京での2走です。いずれもスプリント戦を上回る3f通過34.7秒のペースで先行に加わり、直線失速しています。
残りの1回もハイペースで2番手で走った福島の1,700m戦で、ここもコーナーで早々に失速しています。
フォンメイリーは逃げなければダメなタイプというわけではなく、外から被されるのがNGというわけでもなく、どちらかと言えば、早い脚を使うと体力を大きく消耗してしまうタイプなのではないかと思います。
緩めのペースを一定のスピードで走り続けることは得意で、すぐにコーナーに入る小回りの4コーナー戦で落ち着けたときや、先行争いが激しくならなかった東京競馬場のマイル戦で良績があるのはそこに所以があるのではないかと思います。
距離を短縮して再度スプリント戦にチャレンジするとき、位置取りよりペースでポジションを維持する競馬になると、前がバテて末脚で上位に食い込む、という展開があり得ると思います。
5歳の牝馬ですから、出走できる機会も残りわずかだと思います。そのわずかなチャンスで何とか2勝目を掴んでくれると、引退後のキャリアにもプラスだと思うので、何とか勝ってほしいところ。
厳しいのはわかりつつも、応援していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。