シルク募集馬配合分析 プチノワールの20
No.60 プチノワールの20 牝馬 4月1日生
父 | キタサンブラック |
母 | プチノワール |
厩舎 | 栗東 杉山晴紀厩舎 |
一口価格 | 60,000円 |
配合からの期待度:重賞制覇を期待
10番仔です。母プチノワールは不出走です。2番仔のローブティサージュはシルク所有馬の代表馬の1頭で、阪神JFを制しています。登録された7頭中6頭が勝ち上がる名繁殖です。曾祖母 Much Too Risky からはヴィクトワールピサを出したホワイトウォーターアフェアも出ています。祖母Rich Affairはホワイトウォーターアフェアの全妹です。
プチノワールの20の血統表
キタサンブラックは新種牡馬で、今時点でデータはありません。ブラックタイド×Sadler’s Wells系は勝ち上がり率約15%で相性が悪い組み合わせです。全弟ディープインパクト×Sadler’s Wells系は50%を超えてくるため、ブラックタイドとディープインパクトの個性の違いが如実に表れています。ブラックタイドはダートでも活躍する馬を出しており、パワータイプの種牡馬です。そこにSadler’s Wells系が入ると、パワーとスタミナに寄りすぎてしまうのだと考えられます。
ただし、Singspielとの相性は良く、ブラックタイド×Singspielの産駒は4頭中2頭が勝ち上がっています。(うち1頭はプチノワールの20の兄にあたるヴァンタブラック) ディープインパクトだとさらに相性が良く、オークス馬シンハライトがなどが出ています。
Singspielはローエングリン(その子ロゴタイプ)やアサクサデンエンを出しており、Sadler’s Wells系種牡馬としては珍しく日本の芝マイル~中距離で通用するスピードを持つ産駒を出しています。そのポイントはGlorious Songにあり、Glorious Songが日本向けの芝スピードを産駒に伝えていると考えられます。
Glorious SongはHaloの持つスピードとキレ要素を強化するクロス(MahmoudとBlue Larkspur)を持ち、血統表に入るとHaloの魅力をより産駒に伝えることができます。SingspielはGlorious Songを母に持つことで日本芝適性を高めることができ、活躍馬を父としても母父としても出すことができていると考えられます。
母プチノワールの場合、Machiavellianを母父に持つため、ここでもMr.ProspectorのスピードとHaloのスピードを受け継いでいます。こうした要素があるため、どのような父をつけても日本の芝で活躍し、勝ち星をあげる産駒をプチノワールは出せているのだと考えられます。
キタサンブラックは母系(サクラバクシンオー)のスピードを父のスタミナで持続して中長距離で大きな成果をあげました。Singspielもやっていることは同様で、母系(Glorious Song・Halo)のスピードを父系のSadler’s Wells × Never Bend の Lulanクロスのスタミナ・パワーで持続してジャパンカップを制しました。
父キタサンブラック×母プチノワールは両親が行ったことの再現的配合であり、そこにMachiavellianが加わることでさらにスピード要素をプラスした配合だと考えられます。前々から押し切る強い競馬を見せてくれそうな印象があります。
馬体もとても美しくて、目力もすごく強くて良い印象です。杉山先生の厩舎というのも個人的にすごく魅力に感じます。
まとめ
- 優秀な母、牝系出身の牝馬は魅力
- 配合的にもスタミナとスピードを兼ね備えていそうでかなり魅力的
- 馬体、厩舎も良く、かなり期待できそう
こんな印象を私は持ちました。4月生まれですので、もう少し大きくなりそうですね。とても楽しみな1頭です。
余談
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