キャロット募集馬配合分析 バウンスシャッセの20
No.9 バウンスシャッセの20 牡馬 3月16日生
父 | バウンスシャッセ |
母父 | ゼンノロブロイ |
一口価格 | 200,000円 |
配合からの期待度:重賞クラス
3番仔です。まだ上は勝ち上がっていません。母バウンスシャッセはG3を3勝(フラワーカップ・中山牝馬S・愛知杯)した実績を持っています。祖母リッチダンサーからはバウンスシャッセの他にムーンクエイク・コントラチェックの重賞馬が出ているほか、9/12が中央勝ち上がりをしています。かなり優秀な一族です。
バウンスシャッセの20の血統表
エピファネイア×ゼンノロブロイは出走9頭中4頭が勝ち上がっています。これはエピファネイア×サンデーサイレンス系の平均より良い数値です。代表産駒にニュージーランドトロフィー2着、フラワーカップ・紫苑ステークス3着のシーズンズギフトがいます。
ゼンノロブロイはNorthen Dancerの血を持たない・Mr.Prospectorの血を持つ、という特徴のサンデーサイレンス産駒です。そのため、活躍した産駒は母系にNorthen Dancerのクロスを持つ馬が多くなっています。そのため、母の父としては、Northen Dancerの血を緩和させる役割を担いつつ、母系のNorthen Dancerの血を生かしたり、Kingmanbo系とはMr.Prospectorのクロスを発生させることができるため、最近はよく母父にその名前を見られるようになってきました。
エピファネイア×バウンスシャッセの組み合わせだと、サンデーサイレンスのクロスが発生します。エピファネイアの産駒にはその組み合わせが多いため、それだけでは判断ができません。そのクロスに加えて、どのようなクロスや血を持っているかがポイントになります。
冒頭で紹介したように、バウンスシャッセの母リッチダンサーは複数の重賞馬を出し、かつ優秀な勝ち上がり率を誇る名繁殖です。父が代わっても良い子を出せるのはリッチダンサーの繁殖としての能力や持っている血が魅力的だからだと考えられます。
まずポイントになるのは、リッチダンサーから見ての2代父にあたるDiesisです。21年の皐月賞を制覇したエフフォーリアはエピファネイア×ハーツクライで、Krisの血を持ちます。KrisはDiesisと全兄弟にあたり、Diesisの血を持つことはまず魅力となります。
また、リッチダンサーの母父Fairy KingはSadler’s Wellsと全兄弟で、クロスが発生します。Sadler’s Wellsのクロスを持つ馬ではアリストテレス・オーソクレース・ムジカがいます。(いずれも父ディープインパクト)
ハーツクライだからKrisが有効、ディープインパクトだからSadler’s Wellsが有効、という話はあるかと思うのですが、サンデーサイレンスのクロスに対して有効と大枠でとらえて考えてみると、成果が出ても不思議はないのかなと思います。クラシック路線で期待をしたいですね
まとめ
- 優秀な繁殖の祖母と競争実績十分な母の産駒で期待十分
- サンデーサイレンスとのクロスを持つエピファネイア産駒に有効な血を2種類持つ
- クラシック路線で活躍が期待できる
私が受けた印象は上記の通りです。価格は結構高く、勝負が必要な馬ですが、価格通りの成果を残してくれるのではないかと思います。