富士に至れ no.8
3月に入りました。2月は本当にあっという間に終わりますね。3,4月は繁忙期でありつつ、人事異動もあったりするので、それによってはめちゃくちゃあわただしくなったり、安心のメンバーで仕事できたりと、環境の大切さを感じます。ソワソワしつつ、今月も頑張っていこうと思います
直近の更新は以下の2本です。
スターにはなれませんでしたが
「スターにはなれませんでしたが」の著者はどきどきキャンプの佐藤満春さん。お笑い芸人であり、放送作家であり、ラジオパーソナリティでもある方です。私がラジオに送ったリアクションで初めて読んでもらったのもサトミツさんだったりします。
私の世代の仲間でゴルフに行ったりすると、普段は仕事でまじめな同僚なんかも芸人さんの真似をしてボケたりするものです。どきどきキャンプの岸さんのジャック・バウアーのモノマネ風にスコア申告したり、スギちゃんのモノマネでOBを笑いにしたり、レッドカーペットのショートネタが我々世代にはすごく印象に残っていて、何年もそんなことやっています。
最新のM-1で誰に期待しているだとか、どんなネタが面白かっただとか、そういう最近のお笑いについてもすごく盛り上がるのですが、いざボケるとなると、学生のころに楽しんだ芸人さんのネタになります。テレビで見たものを学校や大学に持って行って、それを話題にボケたり、笑ったり、中高生のころそういうこと繰り返していたこともあって、大人になってもいざ友達とふざけるとなると、そのころのネタが出てくるのだと思います。
一緒にゴルフに行く友人なんて、社会人になってからであった友達で、異なる学校、異なる友人と学生時代を過ごしていたのに、不思議なものです。
どきどきキャンプのジャック・バウアーこと岸さんは知っていましたが、サトミツさんをサトミツさんと認識したのはもっと後で、BayFMでON8+1でパーソナリティをされているころだったと思います。車で仕事をしており、FMラジオのヘビーリスナーだった私は、だいたいBayFMのラジオを聴いていて、その流れでON8+1もときおり聴いていました。
仕事の中心が車からオフィスや電車での移動になったころ、FMラジオを流しっぱなしにすることがなくなりました。私の中で、FMラジオは仕事中に流しっぱなしに来てなんとなく聴くもので、集中して聴くものにはなっていなかったのです。家に帰ったり、移動中にFMラジオを聴く感じにはなりませんでした。逆に聴き始めたのが深夜ラジオ。radikoをインストールして、好きな番組を聴ける、となったとき、興味を持ったのがオードリーとCreepy Nutsでした。多分2017年ごろで、Creepy Nutsがレギュラー放送を持つようになってから、深夜ラジオを放送翌日にradikoで聴くのが習慣化しました。
ちゃんと聴き始めたころにオードリーのお二人がMCで始まったのが「ひらがな推し」で、ラジオでエピソードを聴き、興味を持ち始め、そこで再びサトミツさんと出会うに至ります。バンジージャンプや駅伝ではサトミツさんの涙に涙するようなよくわからない状態になりました。
あちこちに話が行きましたが、それが私とサトミツさんの出会いで、そして今の私にとって、憧れの人でもあるのがサトミツさんです。
タイトルは「スターにはなれませんでしたが」ですが、私にとってサトミツさんは紛れもなくスターです。ただ憧れの理由みたいなものを表現するのが結構難しく、言語化できないのが正直なところ。
今は「こんな風になりたい人」ですが、過去10年の自分自身のふるまいを思い返すと「こんな風になれてたら」と思う方がサトミツさんです。著書の中でも、サトミツさんは「あきらめた」エピソードとともに、「あきらめることを自分で選んで進んだ」エピソードを書かれています。私が「こんな風になれてたら」と思うのは、その部分です。私は、「あきらめる判断をせずに惰性でつづけた人間」である自分に後悔があるのです。
そして、サトミツさんはあきらめると同時に、極めることを選んで行動をされています。私は、あきらめなかった反面、何かを極めるほどのめりこんでもいなかった。あきらめずに取り組んだといえば聞こえはいいものの、あきらめなかっただけで、熱心ではなかったところに後悔が残っているのです。
そういった自分の弱さと共に、サトミツさんのすごさを感じるのがこの本でした。
今、自分ができることややれることは何だろうか、それを考えたいと思います。そして、自分ができないことや惰性で続けていることも、素直にあきらめてみたいなと思います。
まとめ
うまく表現できなかったんですが、読めて本当に良かったです。そして、多分本に出会ったのが今で良かったなと思います。ぜひ読んでみてください。グッとくる人もたくさんいると思います。