POG 10番勝負 玄野源vsシオノゴハン
10番勝負モーリス編に続いて、キズナ編を今回は記事にしていきます。ぜひご覧ください。
対決者紹介
POG10番勝負 キズナ編 指名馬
シオノゴハン指名馬 | 玄野源指名馬 | |
---|---|---|
1巡目指名馬: | ラヴェリータの2020 | レリカリオの2020 |
母名: | ラヴェリータ | レリカリオ |
馬名: | メジェド | フルール |
性別: | 牡馬 | 牝馬 |
馬主: | ノースヒルズ | ー |
所属: | 栗東・佐々木厩舎 | 栗東・矢作厩舎 |
生産: | ノースヒルズ | ノースヒルズ |
種牡馬キズナに関するデータなど
キズナ「父:ディープインパクト 母:キャットクイル」
- 種付け料
- 2019年当時種付け料:350万円
- 2022年現在種付け料:1,200万円
- 種付け頭数及び血統登録数
- 2019年種付け頭数:164頭
- 2020年産血統登録数:107頭
- 2020年産世代は4世代目
- 2019年種付け頭数:164頭
- キズナ全体のデータ
- 勝ち馬率:52.2% (193/370)
- 平均本賞金:1,505万円
- 配合における注目データ
- Nijinskyの血を持つ
- 勝ち馬率:55.4% (72/130)
- 平均本賞金額:1,890万円
- Gone Westの血を持つ
- 勝ち馬率:77.8% (14/18)
- 平均本賞金額:3,030万円
- Nijinskyの血を持つ
- その他配合ポイント
- サンデーサイレンスのクロスはやや割引
- 勝ち馬率:46.0% (23/50)
- 平均本賞金額:1,349万円
- POG期間内重賞馬の87.5%(7/8)がサンデーサイレンスのクロスを持たない
- サンデーサイレンスのクロスはやや割引
- POG期間内重賞馬
- ディープボンド 17年産 (母:ゼフィランサス)
- 京都新聞杯
- ファインルージュ 18年産 (母:バシオンルージュ)
- フェアリーS (他 桜花賞3着)
- バスラットレオン 18年産 (母:バスラットアマル)
- ニュージーランドT (他 札幌2歳 3着・シンザン記念 3着)
- ディープボンド 17年産 (母:ゼフィランサス)
- この他、POG期間の重賞馬は以下
マルターズディオサ・ビアンフェ・アブレイズ
クリスタルブラック・キメラヴェリデ の計8頭 - データは2022年4月17日時点のものです
上記記事より抜粋
キズナ産駒のここまでの傾向を見たとき、サンデーサイレンス・ディープインパクトっぽさに戻していくより、Storm Catに寄せていく方が活躍の期待値が高まるのではないか、と考えています。サンデーサイレンスのクロスを持つ馬からも活躍馬が出ていますが、それは必須条件ではないと考えます。Halo的なスピードを注入して、軽い馬場適性を高める的な要素としてはアリだと思います。
Storm Catに寄せていくとき、母父Secretariatに寄せるか、父Storm Birdに寄せるかで要素が結構違うのですが、キズナの場合はその両方を強化して良さそうです。Secretariatに寄せるという点ではBold Ruler+Princequilloを入れて軽いスピードを補強、Storm Birdに寄せるという点では北米のパワーを入れて前向きさと筋肉を強化するイメージ。かつ、Storm Bird強化はNorthern Dancer強化であり、Natalmaの底力やHyperionの底力を入れるということでもあると思います。大舞台で活躍するにはここを刺激するのが良さそうです。
Storm Cat強化でいくと、先行して粘れる血やコーナーでまくっていける血もプラスで、Lyphardや北米パワー系(Teddy系など)が入るのも活躍の期待値をあげてくれそうです。HaloやMr.Prospector系によるスピード注入もこの要素です。
これらを整理していくと、Gone West・マルゼンスキー・シンボリクリスエス・キングヘイローの血を持つ馬は注目したいですね。
シオノゴハン指名 ラヴェリータの2020について
ラヴェリータの2020
- 好相性のニックスである
- Storm Catの魅力を引き出すニックスが充実
- Gone Westが入る(Secretariat)
- Seattle Slewが入る(Bold Ruler+Princequillo)
- 孫の世代でもUnbridled’s Song
- ディープインパクト×Unbridled’s Songはニックス
孫世代でもラウダシオンが出ている。
- ディープインパクト×Unbridled’s Songはニックス
- Storm Catの魅力を引き出すニックスが充実
- 母ラヴェリータの競走成績が優秀
- ラヴェリータは中央4勝 地方交流重賞7勝
ダート1400-2100mで実績を残している - キズナ牡馬はダートでも活躍する傾向
芝狙いだが、ダートでも適性が期待できる
- ラヴェリータは中央4勝 地方交流重賞7勝
- ノースヒルズ生産かつ佐々木厩舎
- キズナの生産はノースヒルズ
キズナの所属も佐々木厩舎- キズナの良さを引き出せる生産牧場と厩舎
- キズナの生産はノースヒルズ
玄野源指名 レリカリオの2020について
レリカリオの2020
- 好相性のニックスである
- Nijinskyの血を持つ
- Unbridled’s Songの血を持つ
- 近親が優秀である
- 2代母Unvivaled BelleはG1・BCレディーズクラシック含む北米6勝
- 産駒Unique Bellaは北米9勝、うちG1を3勝。
エクリプス賞牝馬スプリントチャンピオン
古牝馬チャンピオンを獲得
- 産駒Unique Bellaは北米9勝、うちG1を3勝。
- 2代母Unvivaled BelleはG1・BCレディーズクラシック含む北米6勝
まとめ
ノースヒルズの生産から選ぶという点で被りましたね。
現時点での重賞馬や繁殖牝馬の質を見れば分かりますが、キズナが種牡馬入りした当初、社台グループはそこまで力を入れていませんでした。最初からずっと力を入れていたのは、やはりノースヒルズ。
逆に来年以降は社台グループ、特にノーザンファームからの厚遇が凄いことになっています。「ノーザンファーム21年産のキズナ産駒は激アツ」、これは覚えておいてください。
ノースヒルズ生産から大物が出てほしいね。
改めてノースヒルズ生産のキズナ産駒を見ると、狙いすました配合が多くて、力の入れ方を感じますね。
ラヴェリータの20にはクラシックで活躍を見せてほしい。
コントレイルの母ロードクロサイトなど、次世代を見据えたマル外牝馬の導入こそがノースヒルズの真骨頂。レリカリオの20は生産・厩舎的にもコントレイル級の活躍を期待しています。
今回の指名馬以外では、シオノさん指名のラヴェリータの20(メジェド)、ホワイトローズⅡの20(ティムール)、ユメノトビラの20(モンネトワ)に注目しています。
以上、ご参考になりましたら幸いです。