シルク募集馬配合分析 アーデルハイトの20
No.6 アーデルハイトの20 牝馬 5月24日生
父 | ロードカナロア |
母 | アーデルハイト |
厩舎 | 美浦 宮田敬介 |
一口価格 | 90,000円 |
配合からの期待度:未勝利~1勝クラス
8番仔です。出走済みの上6頭は勝ち上がり4頭で、3歳のベルンハルトも未勝利は突破できそうです。
アーデルハイトの20の血統表
ロードカナロア×アグネスタキオンは勝ち上がり率約43%ですので、ロードカナロアの平均値と同程度です。この組み合わせから重賞馬はまだ出ていません。
アーデルハイトの20はSanta Lucianaの牝系に属し、一族からはマンハッタンカフェやブエナビスタが出ています。祖母のビワハイジはG1を1勝、G3を2勝しており、産駒からはブエナビスタ以外にも重賞馬を5頭も出している名牝です。
父ロードカナロア × 母アーデルハイトという組み合わせで気になるのは、やはりBold RulerとSir Gaylordでしょうか。母アーデルハイトは父母父ロイヤルスキーを通してBold Rulerの血を引きます。加えて、母母父Lord GayleからSir Gaylordの血を引きます。Sir Gaylordは母SomethingroyalはSecretariatの母でもあるため、Secretariatを刺激する血を二つ揃えて持つことになります。(そもそもSecretariatとSir Gaylordがニアリークロス)
ロードカナロアの記事でも書きましたが、ロードカナロアはSecretariatを刺激すると柔らかくなりすぎてしまうのではないか、という風に私は考えています。
そのため、この組み合わせは緩く出てしまう可能性が高いのではないかと考えています。加えて、3/4同血の兄ベルンハルトも体質的に弱く、なかなか使えずに苦戦しています。この馬も5月生まれなので、同じように苦戦する可能性はあるのではないかと思います。
ただ、母アーデルハイトの母父Caerleonは母Foreseerを通してHail to Reason・La Troienneの血を引くため、そこでパワーをある程度補強できています。Nijinskyも胴長のNorthen Dancer系ですが、Teddyの血やTom Foolの父Menowの血を引くので、Hail to ReasonやLa Troienneの血と混ざるとパワーを刺激する血になります。アーデルハイトの20が馬体的にその要素を刺激された素養を見せれば、期待してよいのではないでしょうか。
まとめ
- Secretariatを刺激する血が多いのが気になる
- 体質が弱くないか気になる
- 上記を克服する馬体や体質を持っていると大化けの可能性あり
血統表から私が感じた印象は上記の通りです。優秀な牝系出身であるだけに、体質的に強く、トレーニングで緩さを補うことができれば、大化けの可能性はあります。ただ、私は馬体を見極める自信がないため、こういう血統には二の足を踏んでしまいます。