シルク募集馬配合分析 アズールムーンの20
No.61 アズールムーンの20 牝馬 2月11日生
父 | サトノダイヤモンド |
母 | アズールムーン |
厩舎 | 栗東 池添学厩舎 |
一口価格 | 48,000円 |
配合からの期待度:クラシック路線で期待
初仔です。母アズールムーンはシルクの募集馬で、芝で2勝あげています。勝ちは芝ですが、兵庫ジュニアG(Jpn2-ダート1400m)で5着に入っています。アズールムーンの半姉に関東オークス(Jpn2-ダート2100m)を制したエスメラルディーナがいます。
アズールムーンの20の血統表
ディープインパクト系×Bold Ruler系は勝ち上がり率約60%の好配合です。ディープインパクトのニックスといえばStorm Catがいますが、Storm Catも母父にBold Ruler系種牡馬Secretariatが入っています。Storm CatはNorthen Dancer系種牡馬で、数多いるNorthen Dancer系BMSの中でも特に相性が良いのは、Bold Ruler系の血を引く要素もあると考えられます。
母アズールムーンの母父Spanish StepsはUnbridled×Trolley Songなので、Unbridled’s Songの全弟にあたります。Unbridle’s Songもまたディープインパクト系とのニックスとしてよく知られ、三冠馬コントレイルやリアアメリア、孫世代からはラウダシオンなどが出ています。
サトノダイヤモンドは、近年流行したディープインパクトの成功配合とは異なる配合で成功した競走馬です。サトノダイヤモンドはStorm CatやMr.Prospectorの血を持たず、また欧州的な血もほぼ持っていません。そのため、ディープインパクトとの配合で成功した繫殖牝馬に対して、そのあとをそのまま引き継ぐことができるのが大きな魅力です。母アズールムーンは、ディープインパクトと掛け合わせると魅力を引き出せる血を多く持っているため、そこに見事にハマっているように思います。
父サトノダイヤモンド×母アズールムーンだと、サトノダイヤモンドがあまり強く持っていないMr.Prospector系・Bold Ruler系・Nasrullah系の血を良い具合に補うことができます。これらが入ることで、米国的な一本気なスピードを持つことができます。サトノダイヤモンドの母父Orpenは短距離馬です。ですが、サトノダイヤモンドは胴長のステイヤーで、ラストのキレ味勝負というタイプの馬でした。今回の配合は割とサトノダイヤモンドで実現しようとしたことの再現のようにも見て取れます。ディープインパクトのスタミナとキレを母系のスピードで生かす、ということをもう1度行うイメージです。
アズールムーンの20の馬体を見ると、足が長く体高が高く見えます。足が長く見えるのですが胸囲も豊かです。後躯がしっかりしている印象で、サトノダイヤモンドっぽさがあります。なんとなく、ここから胴が伸びて、よりサトノダイヤモンドらしくなってきそうな印象があります。(写真より動画だと割と胴が長く見えますね)
顔が良く、スタイルもかなり良さそうです。前駆の成長がどうなるかなあという気はしますが、かなり良さそうです。
まとめ
- 初仔ながらもしっかりした馬体は好感が持てる
- 配合はとても魅力的で期待ができる
- 進捗よさそうだが、ここからもう一段階成長しそうな様子
私はこうした印象を持ちました。クラシック路線での活躍が期待できそうではないでしょうか。
なお、友人の籠さんもアズールムーンの20は推奨しています。ぜひそちらもご参照ください。